2024年5月27日月曜日

修復前の写真5

かなりすり減っているハンマーフェルト 

たくさん弾かれたことが分かります

ダンパー

ダンパーアクション


鍵盤に書かれたサイン

修復前の写真4

 アクション



こだわりの独特な形をしたウィペン


すり減ったハンマーローラー

かなり弾かれた跡があります

修復前の写真3

 





珍しい構造のピアノだと思う点がいくつかあります。
弦を手前で支えているポイントには、アグラフが一つもなく、低音から高音までのすべてがカポダストロバーです(珍しい)。
棚板に取り付けられているスプリングが左側に付いています(普通は右側)。
つまり、ソフトペダルを踏んだ時に、鍵盤が左に動くようになると思います(普通は右に動く)。
鍵盤はアクリルですが、上面と小口が分かれておらず、一体型で全面を釘で留めてあります。

独自の構造をしたピアノ、製造年が知りたいのですが、まだ判明していません。

修復前の写真2

大きく割れた響板
(修復できます) 


駒はしっかりしていますが

駒の下の方に剥がれが見られます
(貼り直します)

ピン板は傷んでいます

ピン板は重要な部分なので、作り直します

ケース右側の割れ
(致命傷ではない)

ケース左側の割れ
(致命傷ではない)

2024年5月26日日曜日

修復前の写真1

 


音は出ますが、弾ける状態にはありません

弦も何本か切れています




大屋根は割れてしまっています


脚が1本足りませんが、何とかピアノを立てて観察しました。